バクテリアセラピーとは

「セラピー」とはお薬を飲んだり、手術をしたりせずに、心身共に元気にしたり、リラックスした状態を作る方法のことを言います。
今ではとてもよく耳にする「アロマセラピー」や「アニマルセラピー」がその一つです。

 

当院で取り入れている、バクテリアセラピーとは医療と福祉の先進国であるスウェーデンで生まれました。ヒトの常在菌※の適切な管理とバランスを正常に保つことによって免疫力を高め、病気になりにくい体づくりを目指した新しい手法です。

※主に健康な人の身体に日常的に存在する微生物(細菌)のこと

でも、どうして歯科でバクテリアセラピー?!

バクテリアセラピーときいて、なぜ歯科で?と思われる方は多いのでは?

たとえば・・・お台所の排水口を想像してみてください。
いやな臭いがするからといって、そこに芳香剤を流し込んで臭いをごまかしたりしないですよね?

人のお口や喉もお台所の排水口や排水管に少し似ています。
ニオイの原因は、口腔内に繁殖した原因菌とバイオフィルム。
口臭グッズなどの他のニオイでごまかしたりせずに、ニオイの原因を元から断つためには、歯磨きやマウスウォッシュだけでは除去できない原因菌への対策が必要です。

そこでバクテリアセラピー。菌まできれいなお口を作りましょう。

ちなみに・・・

今や日本は除菌ブームです。
私たち医療に携わる者にとっては徹底した除菌、滅菌は欠かせないものです。
ただ、日常生活においてここまでの除菌ブームは多くの専門家はただの気休め程度でしかないといいます。
細菌は目には見えません。目に見えない細菌は物だけでなく、空気中にもたくさん漂っています。また、除菌をすることにより体に必要な良い菌までも死んでしまうからです。単に何でもかんでも菌をやっつけてしまうのではなく、たくさんの善玉菌と共存し悪玉菌を追っ払うことが大切なのです。

バクテリアセラピーの基本的な流れ

自分に合ったプロバイオティクスを選ぶ
プロバイオティクスとは

生命体のためになるもの(Pro-biotics)という意味の合成語
私たちの消化システムや免疫システムに役立つ人体に良い影響を与える善玉菌の総称です。

プロバイオティクスにはコレステロール値を下げたり、アレルギー改善、免疫機能改善による感染を防止したりする効果があります。
このように善玉菌にもいろんな特徴があるので、自分にあった善玉菌を摂ることが大切です。

体内で善玉菌を育てる

善玉菌は働き者ですが、デリケートでもあります。
日常のストレスや乱れた生活習慣、食生活では善玉菌が働きにくい体になってしまいます。
生活習慣の改善とともに、定期的に善玉菌を補給し、体質改善ならぬ、体内で善玉菌を育てる「菌質改善」を身に付けましょう。

体質改善

善玉菌は免疫力を高めて自然の抵抗力維持の働きを助けます。
菌質改善を身に付けることにより、免疫力を高めて病気になりにくい体づくりをしましょう!

歯科・小児歯科
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